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ダブルミーニング

2年生になったら、おともだちがあそんでくれなくなった。

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卓掃士草紙

牌を握るのは久々だったが、さほど違和感無くゲームに馴染む事ができた。

三つ子の魂なんとやら。
箸の使い方や自転車の乗り方をいつ習得したのかを覚えていないように
僕の奥に染みついた麻雀は、意識せずとも体に摸打を再現させる。

昔に比べれば、雀荘に足を運ぶ回数は激減している。
それでも時々こうして卓に座る理由は、牌に触ったりお店の空気を吸う為かもしれない。

紫煙によって残り湯のように揺らぐ店内の光。
牌や点棒が奏でる軽い音。合いの手のような発声。


これが僕の原風景。
結局は自分が生まれ育った環境へ回帰したがるものなのか。


下家の後ろにある空き卓で、メンバーが卓掃をはじめた。
こちらの卓上はそれなりに切迫した状況なのだが、ついメンバーの手元を追ってしまう。
まだまだ拙い手つき。他の卓への気配りもできていない。

それでもそれは僕が持つ、ある卓掃士の記憶を
意識の表層まで引き上げるスイッチになった。

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あの背中に

明け方近くの鳳凰ロビーは閑散としている。

鳳南の方向を見ると2卓ばかりが立っており、固定メンツがptを奪い合っている。
鳳東予約タブに座っているのは、僕ひとりだけだ。
あと少しすれば早朝組が起き出してきて、2ゲームくらいは打てるんじゃないかと思う。

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照れる男の子

※この私をして「これすげー無駄に長いな」と唸るような文章ですので、閲覧注意。
あと、眉唾。

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ドーターゲンガー

その日

サブで特東を打ったらアホみたいに負けまくり、

「うん、日が悪いな。いま丁度雀荘モードに人が集まっているみたいだし、ちょっと覗いて来るか。 いや、決して現実逃避とかじゃ無くて。建設的なプランというかむしろ自己管理の一環として・・・

という謎の言い訳をしつつ、殆ど押した事の無い雀荘モードのタブをクリックした。

西が飜牌である事に悪態をつきつつ、気軽にゼンツして数ゲーム後。
突然それはやってきた。





対局開始画面






下家に何かいる!!





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巷の打ち手

Author:巷の打ち手
その名の通り、その辺にいる打ち手です。

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