スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

錯誤の振り返り

これは結構前に書いたお話です。
内容としては

「天鳳ルールへの順応を、雀荘との違いを軸に見直す」

といったものです。

私がこれから天鳳の戦略を書く上で、これが前提に各論展開しているので
必ず公開しておかなければならない内容なのですが
言っている事が古いのと、クソ長いのとで、このような形での公開にしておきます。
興味のある方だけ「続きを読む」をクリックしてみて下さい。






私は現在天鳳において約2200ゲーム打っている。
東風オンリーで、東南は1ゲームも打っていない。
また、ほぼ全てのゲームをネカフェで消化している。(アホか!)

四段になるまでに458ゲーム掛かり、しかもRチャオで特上で打てなかった。
その後も即チャオを喰らいまくりながら、やっと特上で安定したのは150ゲーム後くらいだった。
そこから200ゲーム程で六段になった後が非常に長く、七段になるのに1269ゲームを費やした。
現在鳳凰資格を持っているプレイヤーの中では、かなり出来が悪い方だろう。

なかなか昇段できず、数字が伸び悩んだ理由は色々あると思う。

1.ネトマへの適応に苦戦した。(特にメンタル)
2.天鳳段位戦ルールへのアジャスト関係。
3.ネカフェで打つ事によるコンディション管理の不備。

パッと思いつくのはこれくらいだ。
完全な自己責任なので、「つの何とか」とか思った事は一度も無い。
むしろ、天鳳を創造して下さった事に感謝する毎日だ。確変下さい。


最近、色々な事情であまりゲーム数をこなさなくなって来ていて
その代わりに、天鳳について考える時間が増えた。
画像を見て意見を述べたり、添削希望の牌譜が送られて来るような事も結構ある。
正直、私に添削を頼むのはどうかと思うが。

そうやっていると、段々と自分の天鳳に対する考え方が整理されてくる。
整理していく過程で、一番強く感じたのは

「自分が今まで昇段できなかった原因は、根本的な思い違いをしていたからだ」

という事だった。


上に挙げた項目の中で、1と3は慣れの問題だ。
私は六段になった時点で838ゲームを消化していたので、いくらなんでも

「ネトマだから勝てない」
「ネカフェで打っているから勝てない」

って事は無いだろうし、そんな主張は許されないだろう。
そうなると、延々と六段で足踏みをした原因は、2の天鳳ルールへの適応関係になる。
そこを少し考えてみると、自分が大きな誤解をしていた事に気付いた。

そこで
誤解の内容を紐解き、戦略構築をした過程を整理するのを目的として、文章を書いてみる事にする。


※ここでは「天鳳の目的は段位を上げる事である」というのが共通見解であるとします。pt収支のみを考えるという事です。

※分かり切っている事も省略せずに口野暮ったく書くので、そういうのがウザい人は読まない方が良いかもしれません。



■ 「ラス回避麻雀」についての認識


天鳳がラス回避麻雀である事は、よく言われている。
昇段に必要なptが減るのはラスを引いた時だけで
その値は段位が上がる毎に増加していく。

それが顕著になるのは、特上における六段と鳳凰における八段からだろう。
全順位を均等に取った場合に、取得ptがマイナスになるからだ。
プレイヤー間のやり取りするコマがゼロサムでは無いという、非常に特殊な収支体系だと思う。

私は天鳳をはじめる前に、当時存在した天鳳について書いているブログを片っ端から読んだのだが
どの管理人も口を揃えて
「とにかくラス引をかないのが大事。2着は勝ちで、3着全然OK」
といった内容を書いていた。
一番読んだのは福地先生のブログだったと思う。
先生はそういった主張をする人の中でも、特に「ラス回避」「スピード」を強く前面に押し出していたように思う。
天鳳を打つ前から既に、私の頭の中には「ラス回避至上主義」的な回路が出来上がっていた。

まず間違いだったのは、ここで思考停止してしまった事だ。

「ラス回避とは何か?」
「なぜラス回避が重要なのか?」

といった事を深く考えずに、耳当たりの良いキャッチフレーズを覚える事で、理解したつもりになっていた。

「シンプルな言葉で方向性を規定する」という行為自体は別に悪くない。

「先制良形即リー」「2の2の2」「棒テン即リー全ツッパ」
「穴熊作戦」「亜空間殺法(?)」「第一打字牌切り禁止(!)」

今まで無数に作られた言葉達は多くの打ち手に広く受け入れられて来たし、それは一定の成果をもたらしたはずだ。
千差万別に移り変わる局面を正確に処理し続ける事は、人間の有限なリソースでは困難なので
分かり易くパッケージ化された戦術体系を搭載するのは、安定した打ち筋ないし成績を担保する為に有効な手段だと思う。

ただ、上に挙げた言葉と「ラス回避」「ラス回避麻雀」という表現には明確な差異がある。
それは具体性だ。

「捨て牌の2段目までに2役以上あって2面待ち以上ならリーチしなさい」
「どうしょうも無い時は、配牌からオリなさい」

非常に明解だ。そのまま卓上に持ち込む事ができる。
それに対し、「ラス回避」は

「ラスを引かないようにしなさい」

という意味しか伝わって来ない。
「どうやって?」というHow toがまったく無いのだ。


私は天鳳をはじめた時点では、フリー雀荘での収支を重視する状態に自分を作りこんでいた。
長期間の収支を考えた時に私が重視したのは、「大枠を外さない再現性」だった。
絶妙な一打なんか打てなくても良いから、セオリックな及第点を積み重ねるのが大切だと考え
シンプルな決めで状況を整理して、機械の様に打ち続ける方法を選んだ。

それはある程度成功していたと思う。

その為、「あまり深く考えずに大体正しそうな概念をそのまま実行する」という事に慣れ切ってしまっていた。
私が「ラス回避」を鵜呑みにしてしまったのにはこんな背景がある。

自分の考えのまずさに気付くのに、1000ゲームくらい掛かった。
六段から降段しそうになって、やっと真剣に考えはじめたのだ。
それまではずっと心中で「ラス回避だ!」と唱えるだけで、それを達成する為の方法論を検討する事も無かった。
驚くべき凡愚である。



■ 収支体系の比較から方法論への落とし込み


六段時に降段まで@210となった私は、ラス回避のやり方を考え始めた。
いきなり結論が出るはずも無く、その整理までにさらに800ゲーム程掛かったと思う。
「考えがまとまるまで打たなきゃいいじゃん」というツッコミはスルーする。
そこで止められるようなら、この歳まで麻雀打ってないです。

まずやった事は、「天鳳においてラス回避が重要である」という前提を一度捨てる事だった。
曖昧な概念を打牌選択レベルまでブレイクダウンする為には、前提から結論に到るまで推移を自ら構築する必要があると考えたからだ。
なので、前提から自分で作り上げようと思った。(仮に同じ結論へ達したとしても)
私は異常に物分かりが悪い人間なので、いちいち一つずつステップを踏まないと理解できないのだ。

その時点で私の麻雀には、骨の髄まで雀荘におけるセオリーや価値観が染み付いており、それを完全に払拭するのは難しく思えた。
なので、雀荘向きのスタイルを天鳳用にカスタマイズするようなやり方で適応していく事にした。

手始めに、天鳳と雀荘での収支体系を比較する事にした。
あるルールがあってそこで勝とうと思った時、最初に必要な事は勝利条件への理解だと思うし。


【雀荘における収支体系と所見】


フリー雀荘における「勝ち」とは、「より多くの金銭を得る事」だ。
「麻雀を楽しむ」とか「会話を楽しむ」とか、そういうのを否定するつもりはまったく無いが
ゲームとしての勝敗を考えた時には、それ以外では有り得ないと思う。
「お金」と言うと色々な意味が付随してしまうが、要はスコアとかポイントの役割を金銭が担っているだけである。
私が行く雀荘は大抵赤入りの鳴き祝儀だったので、ここではそれを基準に考える。

フリーでの金銭とは、以下の2つの要素で成り立っている。

・獲得点
・祝儀

獲得点はさらに「素点」と「ウマ」に分けることができる。
それらを加えて列記すると

・素点
・ウマ
・祝儀

この3つを争う事がイコール獲得金銭を争う事になる。

それでは、各々について考えてみよう。


・素点

単純に獲得した点棒の量だ。
ウマやオカも結局点棒次第で決定するので、点棒に順位点が乗っているという考え方もできるが
ここではそれを切り離して考える。

これがどの程度結果に影響するかを考える場合、同じ順位を取った時の獲得点の差を想像すれば良い。
30000点のトップと50000点のトップの差は20000点=20Pになる。
20Pというのは、ウマの差で下位の1順位分程度がそれ以上だ。
結構大きいと言える。

プラスを大きくするのにも、マイナスを小さくするのにも
素点はそれなりの影響力を持っている。


・ウマ

順位差分で点棒から増減される獲得点の事。
これが麻雀の順位差を拡大する事で、ゲーム性の幅を広げている。
お店によって様々ではあるが

点5なら5-10
ピンなら1-3

が一般的だろう。
って言うか、私はこのどちらかで打つ事が多い。

また、大抵はさらにオカが乗ってくる。
私は常々疑問なんだけど、なんでウマとオカを分けるんだろう?
現在では点棒にゲーム代を乗っけるなんて事はしていないんだから、最初からウマに込んでおけば良いと思うんだけど・・・
まぁ、それは良い。

オカは「トップのみが優遇されるウマ」だと思えば良い。
25000点持ちの30000点返しが多く、トップが+15P、その他の者が-5Pの補正を受ける。

さて、各レートでの順位差を確認してみよう。
「全員25000点持ちでゲームが終了した」と仮定すると、それぞれこうなる。


● 0.5-5-10の場合

1位:+1750P
2位:+250P
3位:-750P
4位:-1250P


● 1.0-1-3の場合

1位:+4500P
2位:+500P
3位:-1500P
4位:-3500P


実際にはこれに点棒が乗るので、当然もっと大きな差になるが
ウマだけだとこうなる。


ここで確認しておきたいのは
どちらのルールでも、2位と1位の差が一番大きいという部分だ。
全員から徴収するオカというウマは非常に強力だ。
この収支分布だとトップを取らないと話にならない事がよくわかる。


・祝儀

ゲームの途中で直接金銭をやり取りするチップ。
各局の各和了毎に清算するのが特徴。

一発・赤・裏に対して加算される事が多く
点5で100P、ピンで500Pが一般的だろうか。

「金銭得る」という目的を考えた時に、祝儀は非常に大きなファクターになる。
ピンで35000点の2着を取ると、ゲーム終了後の清算で受け取る金額は1500Pだ。
そう、「500・1000の1枚」をツモった時と同じ金額なのだ!
点5においてもピンよりは割合は少ないとは言え、3枚とか4枚をツモってしまえばかなりの収入になる。

祝儀が存在する事で、和了自体の価値が飛躍的に上がる。
和了しなければ祝儀は貰えないからだ。
ピンで赤が2枚あった場合の押し引きは、よっぽどの事が無い限り攻撃に傾けるのが正しいだろう。
なんせ、ツモってしまえば2着と3着のウマ差をペイしてしまう程の収入になるのだ。
オリるような状況を探す方が難しい。

また、リーチのメリットも非常に高くなる。
祝儀獲得条件のうち、一発と裏はリーチに付随するものであり
しかも複合が可能だ。
一発+裏+赤の手を和了る事は、収支向上の観点から見てとても効率の良い行為であると言える。




これが私がそれまで特化していたフリー雀荘における収支の構造である。
簡単に整理しておく。

・点棒を多く集める事は、収支向上に寄与する。
・順位別収支分布だと、トップが非常に優遇されている。
・祝儀によって、和了とリーチの価値が非常に上がる。

私の麻雀戦略の根幹にあるのはこれらの事だった。
ここから各論を展開し、色々な判断を下していた。


さて、次に天鳳の場合を考えてみよう。



【天鳳における収支体系と所見】


天鳳における目的は「段位を上げる事」だ。
これは「ptを稼ぐ事」とイコールだと言って良い。

ここでは私が初めてこういった事を考えた時の状況である、特上における六段を考えてみる。
pt分布はこうなっている。

1位:+50pt
2位:+20pt
3位:±0pt
4位:-80pt

このままだと、雀荘におけるそれと比較し難いので
点5相当で金額換算してみる。

1位:+2500P
2位:+1000P
3位:±0P
4位:-4000P

改めて見てみると、すげー分布だな・・・
なんか凌ぎ易くも見えるのが不思議だw


これで終了である。
雀荘での収支体系と比べると、とてもシンプルだ。
価値観の基軸が1つしか無いので、非常に考え易い。
特徴を抜き出しておくと

・マイナスになるのはラスのみ。
・3着と4着の差が他に比べて圧倒的に大きい。

こんなところだろうか。


これで項目が出揃ったので、両者を比較してみよう。



【収支体系の比較と結論】


・素点

雀荘においては、獲得点との関連性があったが
天鳳ではまったく無い。

天鳳における点棒とは「順位を決定するもの」でしか無く
30000点のトップと80000点のトップは同じものであり
20000点のラスと-10000点のラスが同じものだ。


・ウマ

雀荘ではトップに旨味があり
天鳳ではラスに悲しみがある。

つまり、順位のピラミッドが反転している。

比重を置くポイントが
雀荘:1>2>3>4
天鳳:4>3>2>1
となっているという意味だ。

雀荘ではトップオカというプラスのウマあり
天鳳ではラスオカというマイナスのウマがあると考えると分かり易いかもしれない。

ここで大事なのは、収支の価値観の正負が反転している部分だ。
雀荘では「プラスを得る」のが収支向上のポイントであるのに対し
天鳳では「マイナスを避ける」のが重要になっている。

これを言い換えると
雀荘では「和了による加点」が収支向上のポイントであるのに対し
天鳳では「放銃を避ける」のが重要になっている。



・祝儀

天鳳には祝儀が無いので、雀荘において祝儀の存在によって作られた戦略は無意味となる。
そうなると、和了とリーチの価値が相対的に下がる。
もうとんでもなく下がる。



これらの事を踏まえて、導き出される結論はこうだ。


「天鳳は完全順位制麻雀である」


点棒の量がまったく収支に影響を及ぼさず
関係があるのは順位のみである。

それは具体的にどういう事かと言うと
重要なのは「何点持っているか?」ではなく
「何点差なのか?」になるという事だ。

天鳳において考えなければならないのは、点数じゃなくて点差になる。
打点の評価、押し引き、ドラの扱い
これらを考える時に点棒を引き合いに出すのであれば、点差「のみ」を前提として論理展開する必要がある。



「ラスによるマイナス因子の増大により
収支条件における価値観が反転している」


雀荘でトップを取るのが至上命題であるのと同じ意味で
天鳳においてはラスを引かないのが至上命題になる。

この「同じ意味で」というのは
「収支向上にとって一番効率が良い」
という事だ。

これにより何が起きるかと言うと
雀荘ではトップを取る為に和了を重視する必要があったのが
天鳳ではラスを取らない為に、放銃をケアしなくてはいけなくなる。

ただし、和了と放銃というのは単純な二極論では語れないので、また別途考えてみる。


「和了の価値が雀荘と天鳳ではまったく違う」

これは上の2つと微妙に重複する部分でもあるのだが
天鳳では和了する事のメリットが、雀荘に比べて著しく低い。

素点が収支と関係無く
祝儀が存在しないからだ。

これは当然のように思えるが、私はよく分かっていなかった部分だった。
最近天鳳の戦術や判断について会話をしていて、他の方と食い違いを感じたりするのだが
その原因は、この内容への認識の置き方の違いが主な理由なんじゃないかと思っている。


【結論を受けての実務論】


ここまで長々と考察してきたけれど、実際の卓上で使えなければ意味が無い。
「じゃあどうすんの?」の部分についてざっくり考えてみる。


・ラスを引かない為の順位マネージメント


完全順位制においては、他家との点差と残り局数が非常に大切になる。

トビ寸がいれば、20000点の3着でもそれなりに安全だし
トップ目だとしても、ラス目との点差があまり無ければ、危うい立場だ。

また、同じ点差でもオーラスと東パツでは意味合いがまったく違う。
オーラスに近い時の順位ほど最終順位との相関が高いのは、何も天鳳に限った話でもない。

それでは、どのようなアクションを起こせば良いのか?
これは、雀荘でやっていた事を考えれば良いと思う。

雀荘での基本戦略に「トップ目をマークする」という方法論がある。
自分がトップになりたい訳だから、暫定のトップ者に辛く打って
ダントツにさせないようにしたり、引き摺り降ろしたりするというものだ。

翻って天鳳において、マークするべきなのはラス目になる。
自分以外がラスなら、自分がラスにならないのは自明なので
ラスを引いてくれる可能性の高い暫定のラス目には、ラス目のままで居て欲しい。
よって、ラス目に放銃しないように・和了させないように動くのが有効となる。
リーチや仕掛けのケアはもちろん、ラス目親番を蹴ったりであるとか
ある程度大きなラス目が出来たら、局回し優先で手を作ったりというのも有りだろう。

常に「ラス目に放銃したら」「ラス目が和了ったら」「ラス目がリーチを打ったら」といった事を頭に置いて、各選択を行なうのが大切だと思う。

また、オーラス近くの立ち回りは非常に大切になる。
なぜなら、オーラスを2着目以上で迎えられた場合、放銃以外でラスになるパターンが激減するからだ。
激減と言うか、「親被り」「流局ノーテン時」の中の限定されたケース以外では、そこでゲームが終了する限り、ラスにならなくなる。

私は天鳳を打つ上で「オーラス突入時に2着目以上になっている事」を最重要視している。
下手をすると「トップになる」や「ラスを引かない」よりも大事だと思っている。
トップ目や2着目でオーラスに突入してラスを引いたとしても、それは仕方が無いと考えている。

オーラス2着目以上で迎える為には、当然ながらラス前の終局時に2着目以上になっている必要がある。
それなので、ラス前で同点2着とかがいる場合には、私は狂ったように和了に向かう事が多い。
その際、まったく打点とかは気にしない。

例えば

1000点で2着、3900でトップになれるラス前に
「和了率が5%下がるが、1000⇒3900になる」
という選択があったとしたら、まったく躊躇無く1000点の方に突き進む。
大事なのは2着目以上になっている事で、トップ目になる事では無いのだ。
それが正しい自信はまったく無いけどっ!(キリッ



・和了の弱体化と守備の重要性を頭に叩き込む


雀荘の麻雀って、和了が圧倒的に強い。
繰り返し書いてきたように、素点と祝儀があるからだ。

それなりの手が入ったら、基本的に攻めれば間違いは無いし
逆に、入らなかったらオリてれば良い。
面前で聴牌したら基本的にリーチだ。
ピンで一発ツモって裏が乗れば、点棒換算で役満並の破壊力だ。
なんてお手軽な役満相当なんだろう。

私は雀荘において、ヒサト的なゴリ押し麻雀を打って凌いで来た。
放銃してもまったく気にしてなかったし、「和了逃しこそ罪」という価値観だ。

天鳳では、和了とリーチのメリットが激減する。
もはや「スポイル」と言って良い程減る。

その代わり、守備が死ぬ程大事になる。
そこには

「ラスが引けないから、点棒損失によるデメリットが大きい」
「和了のメリットが下がるので、相対的にオリが優位になり易い」

という二つの要因があるのだが
私はこの前者のみしか認識しておらず、後者については相当軽視していた。

「天鳳はラス回避麻雀である」

という部分のみに目が行ってしまって、「和了価値の減少」をあまり真剣に考えなかった事こそが
私がずっと昇段できていなかった主因なんじゃないかと今は思う。
「順位毎の収支条件の変更」に対応できていないのでは無かったんじゃないかと。

プラス、「和了は最大の防御である」という真実が、そこに目を向ける事を妨げていたという部分もある。
そう、和了すれば放銃はしないのだ。
他家の加点を防ぎつつ放銃を回避できる和了という行為は、ある局における結果の中で、一番優秀であるのは紛れも無い事実ではある。
だが、陳腐な言い方だけど、それは放銃率との兼ね合いなのだ。
私はそこで

「要は和了すれば良いんでしょ?」

といった短絡的な結論を導く事が多かった。(いくらなんでもここまで一足飛びじゃないけど、常に頭のどこかにはあった)
結果、天鳳における和了と放銃の優位性を見誤った。
上で「和了と放銃というのは単純な二極論では語れない」と書いたのは、こういう意味だ。

それに気付いてから、大幅なバランス調整を行なった。
それまでの特上における私の和了率放銃率は

和了率:24.4%
放銃率:12.8%

だったが、変更後鳳凰卓を含めると

和了率:22.1%
放銃率:10.2%

になっている。(まだ400戦程度なので、あまり当てになるデータでは無いが)
平均順位はあまり変化していないが、ラス率の低下=安定段の増加については
今の所成功している。

具体的には、以下のような事をした。


・牌の評価バランスの変更

ある牌があった時に、和了への貢献度と守備力を比較すると思うが
それを、守備力側にシフトして考えるようにした。

例えば、1389とあった場合、牌効率でセオリックに打つと89の辺張を払うのが普通だ。
だが、複数の他家が早い巡目で8や9を嫌っていた場合、嵌張から落としていったりする。
こういう事は今までもやっていたが、かなり序盤からするようになった。

和了率は下がるが、煮詰まった時の凌ぎ易さは以前に比べて向上した。
また、すぐに局面がクライマックスを迎える鳳凰卓において、構成面子で凌げるというのは大きなアドバンテージになると思う。


・どんな時でもオリの選択肢を残す

最近の私は打牌時に、必ずその放銃率を評価してから切っている。
「集中できている時は」だけど(;・∀・)

「必ず」というのは本当に必ずで
東パツのダマハネ聴牌だろうが
オーラスのダンラスだろうが
「これをオリてたら麻雀にならない」みたいな状況でも全部そうやっている。

一度、「1000点和了ればラス抜け」のオーラスの両面聴牌を崩して、7巡目からオリた事がある。
結果的に止めた牌は当たっておらずラスを引いたが、別にそれで良い。

これをやっていると、他家の聴牌や期待放銃素点とかに凄く敏感になる。
打牌は遅くなり消耗は激しくなるけど
こういう事を繰り返す事が天鳳に順応する事だと思っているので、しばらく続けるつもりだ。









なんか全然まとめ切れていないけど、長いのでこれくらいで終了。

最近の自分の戦略が正しい自信はまったく無い。
スピードと手数をあまり考えない方向に行っているので、地蔵ラスを取りまくって淘汰される可能性も大いにある。
でも、少なくとも「どうして良いかわからない」という状態は抜ける事ができた。
当面はこのまま打ち続けて、メロメロになったらまた考察しようと思う。



あ、そうだ。
書きそびれた事として

「バランス調整に目が行き過ぎて、基本的な牌理等ができていない事がわかっていなかった」

というのがありますが、これは別途まとめようかと思います。
要は、天鳳が下手だったんじゃなく、麻雀が下手だったわけです(;・∀・)
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

No title

なつかしいですねこれ^^

No title

>ひがさん
そこまで前でも無いとは思うのですが
確かに懐かしいかもw
プロフィール

巷の打ち手

Author:巷の打ち手
その名の通り、その辺にいる打ち手です。

最新記事
最新コメント
リンク
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。