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とりあえず走り込むべき

「今さ、マウンドに立ってるとするじゃん」

「はい。」

「そんで、打席にはすげーおっかない助っ人外国人が、バットをグリングリン回してこっち睨んでるわけよ」

「いかにもホームラン打たれそうですねw」











「そ。当たりさえすればどこまでも飛びそうだよな。正直逃げたいけど、仕事だからそうもいかない。でも、こっちにはちょっとしたアドバンテージがある」

「ほう。リード貰ってるとかですか?もしくは、そいつの黒歴史ノートを持ってるとか?」

なんだそりゃ。違う、データがあるんだよ。調子の良い日ほど、外角のスライダーに弱いんだ、そいつ。そこに決まれば、ほぼ内野ゴロになる。スライダーは自分の持ち球でもある」

「あれ、じゃあ話は簡単じゃないですか。投げましょうよ、スライダー」

「そうそう、そう思うよな。でも話はそんなに単純じゃ無い。スライダーが決まるのはそいつが調子の良い日だけだ。今日の前2打席を見るとよくバットが振れていたように思うが、それは調子が良いって事なのか?自分の最大の武器は、MAX155キロのストレートだ。今日は球がよく走ってる。それで勝負した方が得策なのでは?そもそも、そのコースにちゃんとスライダーを投げれるのか?いや、相手はこっちがそういうデータを持っているのを知っていて、逆にスライダーを誘っているのかも・・・」

「そんな事言ってたら、何もできないですねぇ」

「そう。でも、投げないといけない。だから、何かしらの決断をする」

「えっと・・・ なんで麻雀の話題がこんな話になっちゃうんですか?」

「結局、一緒だって事だよ。野球と違うのは、キャッチャーと相談できるところだな」

「麻雀は、常にひとりだ」




麻雀で勝とうと思った時

戦略や選択をパッケージ化したり、方向性を固定する事で判断のブレを無くしたりするアプローチというのはとても頻繁に行われていて
それらを総括して、「フォームを作る」とかいう表現をされる。
たぶん、某雀聖が一番最初に用いた表現だと思う。意味の共有が容易な、秀逸なメタファーだよなぁ。

「強者の条件」としてピックアップされる項目の中で
「自分のフォームを持っている」というのを挙げる人は多いだろうし、私もそう思ってる。
ある程度のコンセンサスもあるんじゃないだろうか。


だが、その人は別人のような手筋をいくつも使い分ける打ち手だった。

私から見たその人の麻雀は、所謂「フォームが定まっていない」打ち手にしか思えないのだが
それでも、その場の中で誰よりも勝っていた。

「なぜなんだろう?」

とずっと不思議だったが、打ち手に打ち筋を訊ねる事ができるような環境では無かった為、長らく放置していたのだが
私が上京する事になって、「これも最後」とダメモトで聞いてみたら、案外あっさりと語ってくれた。
冒頭のやり取りが、それだ。

私のその時の感想は2点。




「何言ってんだ、このオッサン?」

「麻雀で喩え話すると、なんか凄くそれっぽく聞こえる!!」





といった事だった。どうしようもねぇな。

今思い返してみると
最近私が考え出した事に近い内容だったのがわかる。
イメージングと実行力を切り離す考え方の、ちょっとしたモデルなのだ。

こういった事を「それっぽく」書いていきたいところだ。
どちらかと言うと、「いかにヘンな喩えをするか?」という方向に重点を置いて、結局失敗する事になりそうw
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No title

相手がスライダー待ってると思ってもスライダー投げちゃう系雀士です。
大体やられて後悔しますね(◞‸◟)

No title

おお、何という分かりやすい説明(*´ω`*)
強くてシンプルな説明ができるこういう人は凄いと思います。

No title

野球の話はよくわからないんですがMAX155キロのスライダーを投げればいいんじゃないでしょうか?

No title

私は「まぁ3割バッターでも10回に7回は凡退するし、自分の武器のストレートでも投げるか。確率的になんとかなるでしょww」
とかサックリ考えて打たれるタイプです。

No title

155km/hの直球をバッター目掛けて投げると良いと思います。
局収支的には明らかに損ですが、半荘という単位で見ればありえる選択肢といえるのではないでしょうか。

No title

野球わかんないんでちょっと麻雀に例えて話していただけますヵ?

No title

外のスライダーが苦手なら、さらにボール一個分外にスライダーを投げる。(不調時を考慮)
結局フォアボールになるがおkと考える。
麻雀に置き換えて考えてみたら、中途半端なチキンっぷりが見えてきてなんか落ち込みました・゚・(ノД`;)・゚・

No title

相手が誰だろうがMAX155キロのストレート一本で勝負しちゃう系雀士です。
他の球も投げれるようにしたいところですが・・・(*´ω:;.:

No title

>廉太郎さん
麻雀の戦略は、来るとわかっていてもそうそう対応できるもんじゃ無いですので
「スライダーが有利だ」と思ったらスライダーを投げ続けるのも、ひとつの強さだと思います。
相手の打者だって、スライダーが苦手な事には変わりありませんからねぇ。
>ガスさん
プレイヤーでこういう事が言える人は少ないと思います。
麻雀の説明を麻雀でしようとすると、どうしても辛いので
こういった方法論になるんでしょうね。
もっとも
私の場合はとりあえず「強く」って部分が激しく破綻してるのが問題ですが(;・∀・)
>和風さん
実は私も野球の事はよくわからないのですが、それはおそらく
「一点読みできれば超強くね?」
みたいな感じの発想かと思いますw
有限なリソースの運営を考えるのが、麻雀の面白みのひとつですね。
パズルをするのは、牌だけでは無く自分の内面でもあるというか。
>すなくじらさん
問題は、麻雀だと1回打たれると死亡で、打者は結構ボールを待てるあたりですねw
3割打たれると相当負けるのも辛い。
シンプルにストレートで勝負する戦略も全然有りなんですが(特に祝儀付きのピンフリーとか)
上に行けばいくほど、直球打ちを標準装備している打ち手がたくさんいますからねぇ
>まうさん
投手の目的は、アウトを取る事でも試合に勝つ事でも無く
「自分の価値を証明し続ける」事であって
能力や戦略は、それを実現する為の各論に過ぎません。
見る単位が「ゲーム」で無い以上
次のゲームが継続できなくなりかねない選択は、前提から除外するべきですね。
>ちゃら。さん
リーチを打つか打たないかで悩んでるんでいて
収支的には明らかに曲げるべきなんだけど、相手は対ダマが苦手だし、和了自体の価値が高い局面。
ダマにした後鳴くと飛躍的に手が良くなるが、そうなると今度は守備に技術が要求される。
自分は手を短くしてからのオリが苦手なので、曲げてしまった方が安定するかもしれない。
とか、どうですかね?
>ポポさん
もっと極端に言うと、敬遠したって良い局面もあると思うんですよ。
そこで埋めた塁はリスクを内包しますが、その時点で負けるよりはマシかもしれない。
気の抜けたボール玉が打たれたり、暴投になったりするのが面倒ですよね。
選択の取捨以前に、正確なコントロールが大事なのは言うまでもありません。
>NISHIさん
155キロ・・・・・・・・・・・・・・?
変化球に逃げる事を覚えると、ストレートの伸びが無くなったりとか結構あるみたいです。
とりあえず「自分が良い球を投げれる時はどんな時か?」というのを知るのも大事っぽいですね。
ヒジが下がって無いのか、踏み込み位置がいつもより前なのか。
はたまた、気分良くキャッチャーからボールが返ってきた時なのか。
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Author:巷の打ち手
その名の通り、その辺にいる打ち手です。

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